中新川郡上市町のお寺様墓地にて、ステンレスの塔婆立てを設置

富山市を中心にお仕事をさせていただいております、金山石材の金山です。中新川郡上市町のお寺様墓地にて、塔婆立を設置させていただきました。

 

中新川郡上市町　全勝寺境内　塔婆立設置

 

いつもお世話になっているお寺様からご紹介をいただきました。お寺の境内墓地にお墓をお持ちの方が、お墓のことでお悩みがあってお寺様へ相談され、当店をご紹介くださったそうです。ありがとうございます。中新川郡上市町にあるこちらのお寺様は、当店から車で3,40分ほどのところです。

 

こちらがご相談いただいたお客様のお墓です。お墓の背面にある鉄骨の塔婆立てが、全体的にさびて茶色くなってしまっています。きれいにされているお墓なのに錆びて朽ちかけている塔婆立てはもったいないですし、錆が石についたりすることも心配されていたと思います。

当店からは、耐久性の面からも、御影石の台座に腐食しにくいステンレス製の塔婆立てに作り直すことをご提案しました。また、今回お写真は撮っていないのですがあわせてお墓全体のクリーニングと目地入れもご依頼いただき、お墓のクリーニングと目地入れ、塔婆立ての交換まで、全ての工事お任せいただくことができました。

 

設置工事開始です。錆びた塔婆立てを取り外しました。お墓を建てられた時に設置されたものであれば、40年以上は経っていると思われます。

 

裏側にはハチの巣が！　このままではとても危険ですね。取り外した塔婆立ては処分して、新たなものを設置します。

 

古い塔婆立てを取り外したら、設置場所の下にモルタルを敷いて準備します。左にあるのが新しい塔婆立てです。工場で組み立てて持ってきました。

 

完成です！ すっきりした、見た目もきれいな塔婆立てです。

 

御影石の台座に、ステンレス製のポール部分です。富山では標準的な3コマタイプのもので、一つの場所に3枚は立てることができます。寸法をきちんと測って製作していますのできれいにおさまっていますが、矩形の墓地でしたので、後方は目地を入れて仕上げました。

 

お墓と塔婆立ての台座石はコーキングで目地入れをしています。ここまでしておけば、塔婆立てが倒れるような心配もありません。固定していない場合、風にあおられて倒れてしまうこともあります。設置場所によってはアンカーボルトでしっかり固定することもあります。今回は後方の壁部分のひび割れた場所にも目地を入れて、お互いに強度を保てるようにしています。

 

お墓の墨入れもさせていただきました。お客様には直接お会いできなかったのですが、お寺様からのお話では、とてもきれいになり、大変ご満足いただけたようです。このたびはご用命ありがとうございました。またお寺様や皆様のお役に立てることがございましたら、どうぞお声かけくださいませ。

塔婆立ての修理や交換は度々いただくことがありますが、鉄でできたものは今回が初めてでした。ステンレス製の塔婆立ては腐食しにくく軽いというメリットがあり、近年主流になってきていますが、同じステンレス製でも先端の擬宝珠のような部分だけプラスチックでできていて割れてしまった、ということで修理をしたケースもありました。弊社はご相談をいただいたら、まずは現地を確認してそれに適した修理や施工の方法を考え、その中でもお客様のご希望やご予算に合わせた方法をご提案しています。ちょっとしたことでもお参りをされていて気になる点がございましたら、お気軽にお問合せいただければ幸いです。