富山市を中心にお仕事をさせていただいております、金山石材(かなやませきざい)の金山です。今回は、富山霊園にて、石貼リフォームをさせていただいた様子をご紹介いたします!

 

富山市西番 富山霊園 石貼リフォーム(中国産623)、脇台・灯篭(中国AG98-8)

 

富山霊園にお墓をお持ちのお客様からご相談をいただきました。弊社は富山市西番の富山霊園から一番近い石材店ということもあり、お声かけ頂けたようです。

 

こちらが施工前のお客様のお墓です。あちこちの隙間からは雑草が生えています。手前には柘植の木があり、長い間お参りしているうちに大きく成長し、管理が大変になったそうです。雑草が生えにくい、管理のしやすいお墓にすることをご希望でした。ほかにもご希望を詳しく伺って、お参りしやすいお墓になるようリフォームをお任せいただくことになりました。

 

工事が進んでいます。まずは植栽や玉砂利、参道の石などを撤去します。その後砕石を入れて転圧して地盤を固め、コンクリートを流し込む準備をしています。

 

コンクリートの背骨となる鉄筋を等間隔に組み、プラスチック製のスペーサーというものを使って、鉄筋の高さを調節します。石のブロックを使用することもあります。コンクリートの強度を高めるための作業です。

お墓の石の継ぎ目あたりには、黒っぽい水垢が見られます。今回お墓は、クリーニングをしてきれいにすることになりました。

 

お墓の後ろ側です。こうした狭い場所もきちんと鉄筋を組み、スペーサーを使用してきちんと高さを調節しています。隅々まで丁寧に、きっちり施工します。この台座部分にも、水垢が見られますね。

コンクリートを流し込んでしばらく養生し基礎が完成したら、石貼りを行います。その後、石がしっかりと固まるまで一日置いてから、灯篭や脇台(腰掛け石)を設置しました。

 

リフォーム完了です!

 

お墓はクリーニングをして、水垢を取りました。長い間に溜まっていた汚れが取れて、全体に明るくなりました。

 

石貼り部分と参道です。参道はジェットバーナー加工をしています。ジェットバーナー加工は、石を実際にバーナーで炙って飛ばすもので、神社の参道などのようなザラっとした仕上がりになります。滑り止めの効果があり、雨で濡れたりしても安全にお参りいただけます。柘植の木がなくなった場所には、一対の灯篭を設置しました。

 

棒灯篭(ぼうどうろう)と呼ばれる灯篭です。全国的によく見られる笠のついた灯篭は、富山のような雪の多い地域では、笠に雪が溜まり、陽の当たる部分と雪で当たらない部分も生じて偏荷重となってしまい、笠が落ちてしまうことがあります。そのため、雪が溜まりにくく、積もっても落としやすいこの形の灯篭が選ばれることが増えてきました。このあたりでも時々見られるようになってきています。台座にはレンガ加工を施した、丁寧な作りです。

脇台(腰掛け石)は、腰を掛けて休まれる以外にも、お参りの際にお花やお荷物を置いておくことができます。角をとって丸みをつけ、安全に配慮しています。お参りされる方のことを考えた設計です。

 

お客様には、お墓もきれいになってお参りのしやすくなったお墓に喜んでいただくことができました。以前はなかった脇台などもできましたので、ゆっくりとお参りいただけますと嬉しいです。

富山霊園は約50年の歴史があり、建てられて年月の経ったお墓の石貼りリフォームのご相談もたびたび頂きます。今回のように玉砂利部分から雑草が生えるので全面を石貼りにしたい、玄昌石(げんしょうせき)を貼っていたけれどはがれてきたので御影石で貼り替えたい、というご相談などです。玄昌石は「スレート(粘板岩)」という石の中の1つの石種で、よく建築材として使われる石ですが、いくつかの理由ではがれやすい傾向にあります。

建てた直後は完璧に感じたお墓も、何十年と月日が経つと不便なことは出てきますし、頑丈でしっかりとした基礎工事、以前はなかった気候に適した棒灯篭など、お墓の施工技術や工夫も年々進歩しています。弊社では日々経験を積みながら、そうした現代の技術を吸収・駆使して、お客様にとってお参りのしやすい・管理しやすいお墓にするためのお手伝いをしております。長い間お参りをされていて、「お参りしやすくしたい」「年々草取りが大変で・・・」などお困りの方には、お気軽にご相談いただきたいと思います。