お庭にあった延べ石の撤去、手加工の古い灯籠の移設。富山市秋ケ島にて

富山市を中心にお仕事をさせていただいております、金山石材店の金山です。富山市秋ケ島にて、お庭にあった延べ石の撤去、手加工の古い灯籠の移設をご相談いただきましたので、ご紹介いたします。

 

富山市秋ケ島 秋ケ島集落墓地 延べ石の撤去、灯籠移設

 

今回は少し特殊なケースで灯篭の設置等をさせていただいた事例をご紹介いたします。ご相談くださったお客様は、弊社の施工ではありませんが、以前お墓を建て替えられていました。

 

建て替えられた際に何かのご事情で、以前のお墓に使われていたと思われる延べ石や灯篭などをご自宅のお庭の一角にこのように置かれていました。おそらく当時のお施主様であるお父様が何かに使うかもしれないとお考えになったのだと思いますが、今のお施主様はそのご事情も分からず、ずっと置いておいても・・・ということで、延べ石は処分して、灯篭は使えるのなら墓前灯篭としてお墓に移築してほしいとご相談いただきました。

 

工事の様子です。まずは、延べ石を搬出しています。こちらは大谷石の延べ石でした。おそらくですが、間知積みのお墓の上に巻き石として使われていたのではないかと思います。富山市内には大谷石の石塀なども多いので、どこかに使えるかもしれないと取っておかれたのではないかなと想像しながら作業しました。

 

延べ石や灯篭をすべて搬出しました。延べ石は今回処分し、灯籠は墓地へ移動します。

 

灯籠は一旦工場へ持ち帰り、水洗いしました。お客様のご要望で、時代を感じる苔はそのまま取り除かずに設置することになりましたので、底面についていた土だけを洗い流しました。一対の灯籠ではありますが、並べてみると高さも大きさもまちまちであることが分かります。昔の職人さんがひとつずつ手作業で加工したのだと思います。

 

こちらが灯篭を設置するお墓です。富山市秋ケ島の墓地で、弊社からは車で2,30分ほどのところでした。富山型の立派なお墓が建てられていました。

 

灯篭の設置場所は、灯籠の各部材の厚みの違いや、設置場所の高さなども色々考慮してちょうどよいバランスになるように決めました。印をつけている場所が設置場所です。

 

設置場所が確定したら、灯籠の底面に圧着セメントを塗布して、コンクリート部分に設置します。台座を設置したら、上に火袋や笠などを順に設置していきます。

 

設置完了です!

 

苔も時代を感じさせる灯篭です。今の加工技術のように直線がはっきりしていないところからも、手加工のものだと分かります。昔の職人さんが大変な思いをして作られたのだろうなと感じる灯籠でした。もしかするとお家の歴史を語る灯篭かもしれませ^^

お客様には、「いいがになってますね」とおっしゃっていただけました。このたびは、弊社にご相談いただきましてありがとうございました。お墓のことで何かございましたら、またどうぞお気軽にお声かけください。